2010年4月21日
羊飼いを見守る教会
遠い国の出来事だと思っていたアイスランドの噴火。
ところが、
タイミング良くというか、悪くというか、
アリタリアの友人たちが日本で足止めをくらってしまったおかげで、
その間いつもとは少しリズムの違った日々を過ごしてました。
昨日無事、帰国。
さて、話は戻って昨夏のアブルッツォ。
私たちは少しずつ高度をあげながら、
Paganica、L'aquiraへと向かいます。
このあたりを車で走っているとポツポツと
単独で建つ教会が現れ、目をひきます。

原っぱにポツンと建つ教会は、
まちなかにあって、その前には広場があって、
まちの人々の交流の場となっている...
という教会を見慣れた私にとってはどこか不自然にも見える風景。
でも今回そんな教会を眺めながら、
やっと気がつきました。
羊の牧畜や羊毛工業など、
羊が経済の繁栄を担ってきた歴史を持つラクイラ。
しかしながら高地で冬が寒いため、
冬を中心とした1年の半分は、
羊達は南のプーリャへ向けて移動をしていました。
そう、これらの教会は、
プーリャへと向かう羊飼い達の心の拠り所として、
体を休める場として建てられたのではないだろうか。
そう考えると、
こうして点在しているのにも合点がいきます。
今度ビーニさんに会ったらちゃんと確かめよう。
とか思っていたらそれを裏付けるサイトをいくつか発見。
↓この教会、Santa maria dei Centurelliをサイトで検索したら
ちゃんと説明がありました。
(イタリア語だからキーワード拾っただけですが...)
それによると、
やはり羊飼いの道中に点在し、
どうやら道しるべとしての意味合いも大きかったようです。

そんな季節移動の歴史を見届けてきた教会も、
震災の影響を受けていました。



いつも何気なく見て、感じるだけでしたが、
この機会に、
頑張ってアブルッツォの歴史の資料なんぞも紐解いてみようか、
みまいか...(てか、みろよ)
2010年4月16日
Bussi sui TirinoからCapestranoへ
Giannaさんのブログ経由で、
ここに来て下さったくみこさん。
なんと今年の夏はご家族とアブルッツォで過ごされるということで、
便乗して私のアブルッツォ熱も上昇中。
ガイドブックを引っ張り出したりしていると、
やっぱりいいとこですよ、
アブルッツォ!!
いや~、魅力再認識。
それにしてもまだまだ行ってないところも多いな~と
自分の蓄積のなさも再認識。
そんな訳で昨夏(!)のアブルッツォ記再開。
アンナマリアたちの住むSambucetoを出発して30分もすると、
もうそこはグランサッソ国立公園(il Parco Nazionale GranSasso-Monti della Laga)内。
そして、最初に私たちを迎えてくれる町がBussi sui Tirino。

私の中でのアブルッツォの原風景のひとつでもある、
美しい山岳の城壁都市(Borgo)が姿を現します。


何度みても、
山並みの中に現れるまちの姿は美しいな。
ビューポイントでスッと車を止めてくれるビーニ氏。
このあたりは、同じBorghi好き同志説明がいらないのでありがたい。

そして、私が見とれてる間に「イチジク!イチジク!」と
イチジクの木を見つけて興奮する食い意地の張った私のために、
イチジクを収穫してくれるビーニ氏。
二人でイチジクをほうばりながら、目指すはCapestrano。
こちらも同じく中央に聳えるお城を中心に広がった、
中世の山岳都市(Borgo)。
長い歴史の中ではメディチ家が統治していたこともあります。


そして、このまちを有名にしたものといえば、
↓こちら!Il Guerriero di Capestrano(カペストラーノの戦士)

おそらくアブルッツォを訪れたことのある方なら、
どこかで一度は目にされているはず。
男性にも女性にもみえる、
ユニセックスな曲線。
足は馬の様にも見えます。
そしてやたらつばの広いかぶり物。
その独特の姿は一度見ると印象に残ります。
紀元前6世紀頃の古代イタリア文明を物語る貴重な像です。
la statua funerariaとあるので、
お墓に一緒に埋められたものなのでしょう。
Cheitiの考古学博物館で見ることが出来ます。
1934年に、偶然畑仕事をしていた農民によって
このCapestranoで発見されました。

ビーニ氏の家でもレプリカを発見。
好きだな、この人のアブルッツォマニアなところ。
Capestranoも遠くから眺めて終了。
Barisciano、Paganicaを目指します。
2007年8月17日
SAMBUCETOといえば…
ペスカーラやらサンブチェートやら聞きなれない地名が続きますが、
ペスカーラは交通の要所であり、
海有りショッピング街ありのアブルッツォ州では一番大きな街。
(※但し、州都はラクイラ)
ペスカーラ県の県庁所在地です。
サンブチェートはペスカーラ県の県境、キエティ県に属すちいさな街。
私がアブルッツォと言うときは、
大抵この街での生活をさします。
海まで15分、山まで30分のいい感じのところです。
立地以外に特に取り立てて言えることのないこの街の、
唯一無二の名物と言えば…ある景色。
その名も
la bella dormentata(眠れる美女)

・・・・どうです??
ちょっと写真が小さいですけど、
右側を頭に、長い髪を流して
胸に手をあてて眠る美女が見えませんか??
・・・・・・・・・・
アブルッツォが誇る山々の稜線が作り出した偶然。
結構季節とかお天気で見れないことも多いから、
ふと見れたら私は嬉しかったりするんですけど…
どうでしょう・・・・