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2009年9月20日

la traviata@Sferisterio

初めて夏の野外オペラを観たのは、
4年前、カラカラ浴場での「アイーダ」。
去年も同じくカラカラ浴場で「ジゼル」(こちらはバレエですが)を鑑賞。

昼間よりちょっとお洒落して、
昼の暑さが嘘みたいな涼しい夜風を受けながら、
素敵な生の舞台でいい音楽に包まれる時間。
それを大好きなイタリアで、
色々な世界の人たちと共有している幸せ。

すっかり夏のイタリア旅では欠かせないものになっています。

そして今年、
念願の「la Traviata椿姫」
夏の野外オペラといえば、音響効果や見ごたえではヴェローナ以上とも言われる(らしい)
マチェラータのスフェリステリオ劇場で観ることができました。

RIMG0293.JPG
みんないつもよりお洒落して、
夏の一夜を楽しみます。
劇場は街の広場のすぐ脇にあり、
ホテルから5分も歩けば劇場なんて、贅沢だな。

大満足ディナーの余韻に、
これから始まるオペラのワクワクが重なります。

RIMG0294.jpg
もともと競技場だった場所を1825年に劇場として整えたとか。
当時の名残で108mという長い舞台が出来上がりました。

開演前の、
オケピから聞こえる音合わせの音とか、
会場全体がちょっとそわそわしている独特の雰囲気が好きです。

開演の九時を過ぎるとようやく日もすっかり暮れてきます。
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3幕構成の1幕目は、
乾杯の歌をはじめ、聴きなじみのある曲が続きます。
ちょっと小柄なアルフレードに勝手に少し違和感を感じていたのですが、
時間がたつごとに存在感が増していくのはさすが。

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1幕目の舞台(ヴィオレッタの屋敷の設定)がクルッと回転して、
2幕目の舞台(フローラの屋敷の設定)が登場。

何年か前に、
オペラを好んで聴いていた時期が少しあって、
その中でも椿姫は結構聴いていたし、
小説まで読んでいたのに...
2幕目あたりから、ストーリーも音楽もうるおぼえ...
我がの記憶力の悪さを甘くみてました...
復習しとけばよかった...とちょっと後悔。

しかも涼しいを通り越して寒さとの戦いが始まるしまつ。
8月とはいえ、薄手のカーディガンだけでは駄目ですね。
そうか、去年もその前もジャケット着てたのか...

そんなプチハプニングに見舞われつつも、
最後まで楽しく鑑賞。
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カラカラ浴場のときは、
鑑賞後、タクシーで真夜中のローマを疾走して
コロッセオの美しさに心を奪われていましたが、
タクシーが少なくて気毎回気を揉む一面も。
今回は徒歩圏内。
満足した気持ちを一歩一歩踏みしめながら、
帰路についたのでした。

思い出深いマチェラータでの一夜となりました。

さあ、明日からはいよいよアブルッツォです。

投稿者 uko : 19:47 | コメント (4)

2009年9月17日

やっぱり食い気

今回Macerataにやってきたのは、
Giovaさんのブログで、
この街にあるスフェリステリオ野外劇場での
夏のオペラフェスティバルの存在を知ってしまったから。

しかもスケジュールを合わせてみると、
ちょうど「椿姫」の公演中。
いつか必ず観たいと思っていた演目だっただけに、
旅のメインの一つに据えました。

次の日の朝早くにはMacerataを発つ予定だったので、
ホテルに荷物だけ置いて、オペラの時間まで街歩き決行。

16~18世紀に建てられた建物が中心の街は、
ゆっくり歩いても1時間あれば一回りできました。

丘の上の街ならではの起伏、
広場と広場をつなぐ細い路地、
時々眺めのいいポイントもあって、
なかなかに歩いて楽しい街です。
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さて、晩御飯をどうしようかと考えていたら、
路地裏に気になるオステリア発見。
店先には今日の日付の記されたメニュー。
よくわかりませんが、認定証らしきものがペタペタ。
メニューを眺めていたらたまらなく、
ボローニャで食べそびれたタリアテッレが食べたくなってきました。

オペラは九時から、お店の開店は7時45分から...
うお~っこれって究極の選択!!
"食べるならプリモもセコンドも食べたいし、
そんなことしてて、オペラ間に合うのか...!"
と頭を抱えながら、とりあえずメニューをカメラに収めてホテルに戻る。

部屋でメニューを隅から隅まで読みつくす。

結局、
"オペラは少々遅れてもなんとかなる"
と抑えきれない食欲に
驚くほど単純に反応する私の天秤。

Osteria dei Pigliapochi

19時43分。

意外にも律儀な感じで、満を持して扉の前に立つ。
本日1番目の記念すべき客かと、
意気込んで入って、ずっこける。

明らかにこれからオペラに行くであろう、
フランス人やドイツ人のおじ様、おば様方で、
既に店は大賑わい。
店員さんが忙しそうに動き回っていました。

"なんや、もっと早く来ればよかった"
と思いながらも、
気を取り直して入店。

アンティパストはスルーして、
プリモには店を見つけた瞬間から決めていた
タリアテッレ猪肉のラグーソースTagliatelle al ragu'をオーダー。
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コシのある手打ちの卵パスタに、
ちょっと臭みのある猪肉とトマトの酸味がホロホロと混ざり合って、
至福のひと時~

頭の片隅でオペラの時間を気にしつつ、
そんなこと関係ないくらいのスピードで平らげてしまう。

事前にオペラに行くことを伝えていたので、
プリモが終わるか終らないかの、
絶妙のタイミングで、セコンドが運ばれてきて、感動。
セコンドには豚肉の背肉とルッコラ、レモン添えArista con rucola e limone
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お肉も野菜も大好きな私には最高のひと品。
塩味の利いた豚肉に、ルッコラの苦味とレモンの清涼感が、
あ~もうお腹空いた!!

いいタイミングでお料理も運ばれてきたので、
むしろ余裕でカフェもオーダー。

余韻を楽しんでいると、
やたらと好奇の目が気になる。

隣に座った母子。
女の子の方がチラッチラチラッチラこっちを見てます。
たまりかねて声をかけると、
スタッフの方のご家族とのこと。
どうやら私が彼女が大好きなアニメの「ムーラン」にそっくりで、
それが気になって気になってしょうがなかったらしい。

まあ、私がムーランに似てるかどうか別として、
髪型や日焼け具合は確かに彼女が今まで出会った人の中では、
一番ムーランに似ていたかもしれません。

もうすぐ5歳になるという女の子は、
「(私について)日本に行く!」とかなり言い続けてました。
ムーランは日本にはいないと思うけどね。

これも何かのご縁と記念撮影。
RIMG0288.JPG

ちょうど時間となりましたので、
オペラ会場に向かいます。

投稿者 uko : 18:34 | コメント (2)

2009年9月10日

ローカル線でCivitanova~Macerata

CivitanovaからMacerataに行くローカル線の待ち合わせ時間は約1時間。
それでも思ってたより電車があってよかった...。

そんな待ち合わせ時間も、
インターシティ40分遅れのお陰(!)で、
スムーズな乗り継ぎ。

ちゃんと確かめていないけど、
ディーゼルだったんじゃないかな。古い列車。
RIMG0319.jpg

初めての町なので電車を待つ間に
念のため駅の時刻表で停車駅を確かめてると、
Macerataと名のつく駅が2つ
予備知識も下調べもほとんどしていなかったけど、
とにかくMacerataに行けば何とかなるだろうと思っていたのに、
これは思わぬ誤算。
頭にはアブルッツォの
ChietiとChietiscaloやPescaraとPescaraPortanuovaが浮かび、
遠くはないけど、近くもないぞ
"え~どっちやね~ん"とちょっと焦る。

判断が付くはずもなく、
そういえば駅からの道も良くわからないし、
とホテルに電話で聞くことに。
"MacerataのMacerataに行けばいいんですよね?"という
要領を得ない質問をして不審がられながらも、
ホテルは駅から10分も歩けば着くといわれてホッと一息。

さあ次の駅はいよいよMacerataと、
意気込んで扉の近くで下りる準備をして待っていると

プスプス...

と力なく電車が止まる。
上り坂。
暑さにオーバーヒートか...??
何回も何回もエンジンをかけ直して、
やっとトロトロ動きだしたと思ったら、
またプスン。
しかもあろうことか、
苦労して上がってきた坂道を
ツツツと下がりだして振り出しに戻る始末。

Macerata目前でこれかよ~とちょっとへこむ。
これ以上電車で待ちぼうけはやだよ。

観光客らしき人たち以外皆大して気にもしてなかったので、
よくあることだったのか??

日常のことだからなのか、
祈りが通じたのか、
3~4回行ったり来たりした末に、
なんとか坂を上りきってMacerata到着。運転手に拍手。
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駅に降り立つと、
明らかに街の中心に行く道は結構な上り坂。
10分はうそやろ。

キオスクのおっちゃんに、
"その荷物で街まで歩くのは無理"
と言い切られ、
"私も無理(ていうか嫌だ)"
と判断し、
結局駅に唯一停まっていたタクシーでホテルへ。

過去に観光客に色々文句をつけられたことがあるのか、
「この街は道が細くて一方通行が多いから、
回り道をしてるように思うかもしれないけど、
この道しか通れないんだよ」と、
何回もそれを繰り返し訴える運転手のおじさん。
私何も責めてませんから。
(一応標識チェックしてたし。←ちょっと警戒はしていた)
イタリアのタクシーはぼったくられるイメージがあるから、
きっと観光客に過剰に反応されるんだろうな、と思うと、
良心的なタクシードライバーには迷惑な話ですね。

ホテルのフロントのおばさんの第一声は、
"歩いてもすぐ来れたでしょ?
あら、そのスーツケースなら歩いて来るのは無理ね~"
でした。

ま~ね~
確かに大きな荷物がありますとは言ってなかったけどね...


投稿者 uko : 01:17 | コメント (2)

2009年9月 9日

インターシティでBologna~Civitanova

「イタリアの電車の旅は現地の人との交流もできて楽しい」

とよく色々なガイドブックなんかにも載っていますが、
私が思うに、長距離電車なら
ユーロスターやましてやユーロスターアルタベロチタ(もっと速いユーロスター)でもない、
インターシティが最も交流しやすい気がします。

というのも、
上の二つに比べて少し時間はかかりますが、
インターシティは通常3人3人が向かい合わせに座るコンパートメント。
云わば狭い個室でコンパ状態。
コンパ同様(!)運命共同体の当たり外れはあるでしょうが、
この状態でイタリア人が話を始めない訳がない。

そして、
やれ電車がいきなり止まってかれこれ30分動かないとか、
エアコンが全く効かなくて蒸し風呂状態だとか、
客が車掌と言い争ってるとか...とかとか...
そこいらじゅうに、きっかけとなるハプニングがゴロゴロしています。
そして間違いなく、
アジアの女の子(子?)がデカイ荷物持って乗り込んできたら、
それはそれである意味ハプニングです。

さて、
アブルッツォや旅の後半での予定が詰まってきたので、
予定を少し早めてボローニャを発つことに。
目的地はマルケ州のマチェラータ!
駅に行って夕方の早い時間に着く電車を予約。
   
「Biglietto Veloci」という自動販売機が、
あんまり並ばなくていいし、
色々行き方を検索できるので重宝できます。

今回は比較的小さい街での乗り換えが必要だったので、
否応無しに目的駅に停まるインターシティを利用。
ところが席はすでに満席。混雑が予想されます。
そこで、ものは試しで席はないけど敢えて1等の切符を購入。

さっさとチェックアウトを済ませて駅についたら
RIMG0239.jpg
遅れてるねんな~
既に30分遅れ。
他の電車に乗る人達がドンドンいなくなって、
取り残されていく運命共同体。

結局40分遅れでボローニャを後にしました。
乗り継ぎに1時間あってよかったよ。

1等を選んだのは我ながらナイス判断。
車両はずっと綺麗だし、
エアコンは効いてるし、
廊下で立っている人もまばら。
これは良かった、とスーツケースをいす代わりにして
しばし流れる車窓を楽しむ。
その間、暇そうにしている人たちの
もの珍し気な視線が突き刺ささります。
慣れてますけど。

走り出してすぐに、
大声で何か言っているおばあちゃんの声。
何事かと皆で注目していると、
綺麗な身なりのおばあちゃんが、
えらいガタイのいい男前2人を従えて、
廊下をうろうろしながら
「私は2日も前に予約をしたのに、席がないなんて、
なんて年寄りに優しくない国になったもんだ」
と(皆に聞こえるように)嘆いてます。

その後ろをすごく恥ずかしそうに付いていく若者二人。
どうやら、おばあちゃんに頼まれて荷物を運ぶのを手伝ってあげている
通りすがりのお客さんのようです。
結局、席を予約できなかった人がおばあちゃんの席に座っていただけで、
一件落着。
何事かと廊下に出てきてた人たちは
「やれやれ」と席に戻ります。

要するにみんな暇。

しばらくするとコンパートメントにいた
格好いい感じのお母さんが廊下に出てきて
「お腹がぺこぺこなの。」
と言って私の前ですごい勢いでパニーニを食べ始める。
「子どもと一緒だと食べるタイミング逃しちゃって~」
と聞いてないけど、
言い訳しながらあっという間に完食。

ちなみにその間子どもは必死でDSやってました。

そしていきなり、
「あなたと一緒に食べたいの」
と言って私に半分に割ったバナナを突き出してくる。
私たちのやりとりを見守る人の視線を感じながら、
ちょうど小腹も空いてたし、ありがたく頂く。

それをきっかけにしばらく世間話を楽しむ。
その間も暇そうにしてる人たちが、
アジアとの異文化交流の様子を見守ってくれてます。

お姉さんが席にもどったので、
またしばらくぼ~っとしてると、
それまでもウロウロしていた
隣のコンパートメントのおっちゃん、
RIMG0245.jpg
右のおっちゃん。
がやってきて、
「こっちに席が空いてるからおいでよ」
と声をかけてくれます。

「ここ結構快適ですし、
途中でその席を予約した人が乗ってくるかもしれませんし...」
とやんわり断るも

「いや、ここはもう誰も来ないよ」
と言い切るので
"なんでそんなことが言い切れるのか??"と
不可解に思いつつも、
ご好意には甘えておこうと、大移動。
こちらのコンパートメントは
窓際で爆睡している女の子以外全員
おっちゃんばかりの若干暑苦しい席でした。

リミニを過ぎたあたりから車窓にはアドリア海の砂浜が続きます。
RIMG0244.jpg
「まったくよく遅れる電車だ」から
なんか国やら企業やらの愚痴を聞かされながら、
無事乗り換え駅、Civitanovaに到着。
本当に途中だれも乗ってこなかった。
乗り換えにも間に合いそう。

やれやれと電車を降りてハタと気づく。

手提げかばん電車に忘れてきた~!!

飛行機でスーツケースが届かなかった経験をして以来、
最低限必要なものは手提げ鞄にいれるようにしているのですが、
あろうことかその手提げ鞄を席に置き忘れ。

幸運にもさっきの(写真の)車掌さんが降りてきていたので、
「待って~鞄忘れた~!!!」
と、
しばらく電車を止めててもらう。

ただでさえ遅れていた電車をさらに遅らせたのは
この私です。

でも良かった~!!!

これで車掌さんがいなかったら、
携帯の充電器もミラノで買ったお土産も全部
二度とお目にかかることはなかったでしょう...
車掌さん感謝。

さあ気を取り直していざマチェラータ。

投稿者 uko : 15:18 | コメント (0)

2009年9月 4日

旅先で小腹が空いたら、何食べますか?

日本にいたらまあそんな気にならないけど、
海外(特にヨーロッパ)に行くとたまにやること。

"あ~なんか小腹空いたし、リンゴでもかじろかな..."

て言うて、ホンマにリンゴ食べます。

RIMG0218.JPG

日本にいるとコンビニのおにぎりを買ったり、
立ち食いそばをすすったりするところですが、
それらが容易に実現しない場合、
私の思考は結構健康的に働くらしいです。

普段ほとんど果物を食べないので、
リンゴを服できゅっきゅっと拭いてかじる瞬間、
毎回歯茎の健康状態を案じて
緊張が走ります。

Ravennaからの帰り道。
お昼をゆっくり食べる暇がなかったので、
リンゴとポテトチップス(出た!)と水と雑誌を買い込んで、
電車に乗り込みました。

ある意味これも私にとっては
至福のひとときです...

投稿者 uko : 20:58 | コメント (2)

2009年9月 1日

ちょっと休憩

て、
また例によって仕事中です。

休憩休憩。

2009年イタリア日記ももうすぐアブルッツォ。
がんばろう。
て~か、カードの請求書来てびっくりしたね。
さあ、働こう。

で、
大好きな8月が終わってしまい、
なんだか最近すっかり寒くて(涼しいとかじゃない)、
夏の暑さを惜しむ感じで、
今年よく聞いた夏の曲のことでも考えようと思います。
Negramaro"Estate(夏)"


体中の落書きが「耳なし法一さん」みたいで怖くて、
"なんでなん??!!"と言いたくなるPVが
(私にとっては)なんとも残念なのですが。

軽快なピアノと共に彼ら独特の疾走感のあるメロディーと
引いていく波の様なちょっと切ないボーカルの声が、
"夏っていいよな~、楽しかったな~、終わってほしくないな~"
と私を逃避行させます。

2005年の曲ですが、
今年はすっかりNegramaroにはまってまして、
(Domani以降は拍車もかかり)
もうしばらくは、夏の終わりを惜しみながら聴いてそうです。

ちなみにイタリアのMTVで一番流れてたのは、
Pixie Lottの"Mama do"
にしても歌って踊れる可愛い人たくさんいるよな~

投稿者 uko : 21:45 | コメント (0)