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2009年8月20日
ミラノのオアシス
ミラノを発つ前に必ず立ち寄りたかった場所が、
アンブロジアーナ絵画館。
同じ建物には図書館とアカデミアもあり、
賑やかなドゥオーモ広場のすぐ近くにありながら、
そう、
静寂。
去年友達と来たときの印象がとてもよくて、
今年もミラノに来たら行こうと決めていました。
今回もう一度見たいと強く思っていたのが、
ラファエロが残した「アテネの学堂」原寸大の素描。
確かにヴァチカンの完成品も素晴らしいのですが、
制作の過程である素描を見ると、
画家の違った、素に近い一面をのぞき見たような不思議な気持ちになります。
しかもこの絵画館、
とにかく人が少ない。
絵が傷まないように、照明が落とされたその部屋では、
作品の正面にゆったりとした椅子が並べられ、
いつまでも絵を眺めながら、身を沈めていたくなります。
絵と自分だけ。
なんとも贅沢な至福のひと時です。
ヴァチカンのあの酔いそうな程の人の多さを思うとなおさらです。
この絵画館には他にもカラヴァッジョの果物籠の静物画や、
ダビンチが残した所謂数々のダビンチコードの写本(原本は図書館所蔵)を
ゆっくり観ることができます。
スタッフのオジサンたちに声を掛けようもんなら、
ちょっとした美術の個人授業が始まることもあります。
図書館とアカデミアが併設された建物も美しく、
中庭には緑も豊かで、
しばし都会の喧噪を忘れさせてくれる、
まさにミラノのオアシスです。
昨年ゆっくりと見学したので、
今回はとにかくアテネの学堂とカラヴァッジョ見たさに入館。
電車の時間が迫っていたこともあり、
本当にその2作品だけを目に焼き付けて、
絵画館を後にしました。
ミラノを後にして、
目指すは初ボローニャ!!

投稿者 uko : 2009年8月20日 15:54