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2009年6月26日

DOMANIの続き

SMariaCollemaggio.jpg
(ラクイラを代表する中世ロマネスク様式の教会。
サンタマリアディコレマッジョ。
平面的で独特なファサードと色彩が大好きです)

6月18日には手元に届くはずだった
アブルッツォへの震災チャリティCD「DOMANI
未だ届かず...
入荷待ちとか...
実は一人でも多くの人に聴いてもらいたくて、
結構まとめて買いました。私。
だからか...??

そして、すでに聴かせた人に
「(歌詞が)何言ってるか全然分からん」
と言われたので、
せっせと訳というものをしてみました。

私が知ってる中で一番日本語が達者なイタリア語の先生を捕まえ、
(漢字テストとかしたら負けそうなぐらい)
二人でああでもない、こうでもないと訳しました。

歌詞の世界だから、
そこで例えようとしたこととかどんなに想像しても
正解は本人しか分からないことだと思うと、
深いというか難しい...

要は日本語の表現力なのですが、
ネットでの公表は恥ずかしいのでやめておきます。

そこで改めて歌詞の世界に触れたのですが、
実はこの歌詞の中に、
アブルッツォの方言で歌ってくれてる箇所もあるのです。
粋やな~と思います。
しかも大好きなFabriFibraがラップで歌ってます。

それがここ↓
comu le scole,le case e specialmente lu core
e puru nu postu cu facimu l'amore

イタリア語にすると↓
come le scuole,le case e specialmente il cuore
e pure un posto cui facciamo l'amore
―例えば学校や家、そして何より心を、
そして愛を確かめる場所を(立て直していこう)

冠詞 il が lu になったりするのはナポリ弁とかと似てるのかな。
標準的なイタリア語に比べてあまり口を開けずに、
「クシュクシュ」した雰囲気があります。
比較すると面白いので一度声に出して読んでみてください。

ちなみにこのブログのタイトル
Steng''bbone
もアブルッツォの方言で
Sto bene(私は元気です)

私たちが大阪弁を話すように、
やっぱり、向こうに行くと向こうの方言を話したくなります。
難しいけど少しずつ覚えていきたいものです。

***********************************

今回、CDの到着に合わせて
震災の被害などを改めて調べてます。
日本では震災2週間後くらいから殆どニュースで伝えられなくなりましたが、
数字で現状を見ていただくと、
どれだけ大きな震災であったかがわかって頂けると思います。
また当然ながら決して過去のものでないこともよくわかります。

●6月21日イタリア防災庁発表の被災者避難状況
 仮設テント       22,875人(テント数5277)
 ホテル          20,987人
 個人宅でのステイ  9,578人 
    計         53,440人

また政府が被害の大きかった45のモニュメント、教会、公共建築をシートにまとめています。
こちらから
これらの修復のために政府が設立した義援金受付口座もあるそうです。

遅ればせながら支援金のご協力をお願いする予定です。
このサイトでも紹介したアブルッツォ州観光開発局のビーニ氏から
頂いた情報も合わせて発信しつつ、
集まった支援金はアブルッツォ州が設立した支援金口座に寄付する予定です。
ちなみに政府指定の復旧が必要なモニュメント等は45ですが、
州の調査では実際に1000はあるだろうとのこと。
少しでもお役に立てればと考えています。

また改めてお知らせします。
どうぞよろしくお願いします。

投稿者 uko : 12:04 | コメント (0)

2009年6月24日

アブルッツォナイットォ

美味しいお酒の席のためなら
フットワーク3倍増し位で軽くなります。

Giannaさんから、

イタリア人シェフが来日して、
期間限定でキタッラが食べられますよ。

とお誘いいただいて、
それはもう、断るはずもなく、
最短可能日でセッティング。

ちなみにキタッラとはギターのこと。
ギターの絃のように針金を張った上に生地を伸ばして、
その上から麺棒を転がすと断面が四角いロングパスタが落ちてきます。
Giannaさんが写真を公開されてます。)
子羊のラグーソースで食べるのが
アブルッツォ州の伝統的な食べ方です。

向かった先はイル・メルカート・アンジェロ
存在は前から知っていましたが、
実は結構保守的なので機会を逃し続け、
今回やっと行くことができました。

Giannaさんと一緒の時は(も)ワインが進むので、
ワインといえば、
生ハムも食べたいな♪
ブッファラのカプレーゼも食べたいな♪
で、キタッラ食べて♪
と膨らむ想い。

"キタッラはコースでご注文してください"

と、店員さんに冷たくあしらわれましたが、
メニューにあるものが出せないはずがないと思っているので、
残念ながら諦める訳も妥協してコースにするはずもなく。

Giannaさんが
馴染みの店員さんを呼んでお願いしてくれました。

"それならとっておきのレモンクリームソースで召し上がってください"
嫌がるどころか笑顔で引き受けてくれたS君、そしてGiannaさんありがとう。

白で乾杯したあとは、
当然のモンテプルチャーノダブルッツォ。
20090613.jpg
その場でスライスされた生ハムと、
ブッファラとでまずはゆっくり楽しみます。

途中シェフが席までキタッラのパスタマシンを持って
パスタ作りの実演をしてくれるサービスが。
「これで君たちの作るからね~」と去って行きました。

でキタッラ。
20090613-1.jpg
濃厚な生クリームとあれはバターでしたっけ?がどっしりきたかと思うと、
どこからともなくレモンの清涼感が通過して、
パプリカの香ばしさが鼻の奥で香る...
そこにしっかりしたパスタの食感。
口の中で味がどんどん変化していく不思議なパスタでした。
おいしかった~!

モンプルにもよく合います。

勢いに乗って、
さらにトマトパスタをオーダー。
しかしあまり記憶に残っていないのです。
美味しかった気はするのですが...ごめんなさい。

で、さらにさらに、
セコンドまでオーダー。
初めて来た店だしということで、
S君お勧めの豚のグリルを頂きました。
20090001.jpg
香ばしい豚肉と酸っぱ過ぎなくておいしかった玉ねぎの酢漬けが
食欲をそそります。

いや~食べた食べた。食べ過ぎた。
さらにデザートはお決まりのティラミス。

欲求に任せて食べましたが、
さすがに緊急消化作戦が必要になって、
(私の消化作戦はカフェを飲むこと)
無理を行ってGiannaさんにバールウノへもお付き合い頂きました。

気が置けない常連さんたちとマッタリ
またワインのんで、カフェして。

帰るつもりが、
ウノの隣に住む先生のワインセラーを見に行くことに。
前もお邪魔した時に見せてもらって、
その美しい色に感動していたファルネーゼのチェラスオーロ。
やっとワインの価値をわかってくれるGiannaさんと出会えて、
"今なら"と思ってくれたのでしょうか、
その場で開封→乾杯。となりました。
20090614.jpg
フルーティでスッキリ。
色もしっかり楽しみつつ。
30分位で3人で空けてしまいました。とさ。
先生ありがとうございました。

いや~よく飲んで、よく食べました。
Giannaさん、ありがとうございます。
また、近々行きましょう!


投稿者 uko : 19:10 | コメント (0)

2009年6月20日

コーヒー会議

が開かれたようです。

T君、その節は楽しい時間をありがとうございました。
再会の機会を逃し残念です。
20090605.jpgこれがバールウノのクレマです。
是非会議でご参考下さい。

という訳で、
先日1.5日間の休みをって
micaと鳴門までプチリゾートしてきました。
最近、短時間でいいので美味しいもの食べて
ホテルでのんびりするという気分転換をよく採用します。

泊まったのはモアナコースト
Micaが誕生日月だったので、
バースデイプラン朝夕付きでお二人様28500円
というありがたいプランを利用しました。
ぶっちゃけますが、
この値段で食べさせてもらえる夕食は正直あまり期待してませんでした。
でも謝ります。
ごめんなさい。

よかった!
美味しかった!
リストランテ フィッシュボーン

最初に頼んだハウスワインの白が
「およっ」て感じでおいしくて、
そこから「もしや」いう期待が膨らみ、
出てきた前菜が冷菜と温菜の2皿!
20090602-1.jpg20090602.jpg
冷菜はタコとタイ、もうひとつ何だっけ?のカルパッチョ。
徳島名産のスダチでいただきます。
歯ごたえのいい、新鮮な地元の魚。
それだけでもここに来た甲斐があります。

そして温菜はこれも旬のアナゴとキスのフリット。
私には特製アリオリソースがついてきましたが、
事前にフロントでマヨネーズ・ケチャップNGを
伝えていたMicaはバルサミコソースがついてきました。
このあたりの心配りもうれしい。

この頃には乾杯用にオーダーした白のグラスワインは空になったので、
そこはもう、いつもの
モンテプルチャーノダブルッツォ登場で、
加速度をつけていきます。

プリモとして私はアグリトマトのスパゲッテーニ、
Micaはゴルゴンゾーラの自家製ニョッキをオーダー。

毎度のことながらパスタを前に
カメラの存在を忘れる。

てかねえ~、
日本でこんなに思い切ったアルデンテは
初めてかも知れません。
ブラボー!
アルデンテがアルデンテであるべき意味を再認識。

個人的にはもっと塩を効かせてほしかったけど、
おそらく日本でこれ以上塩を足すと
「あの店はワインを飲ますために辛くしてる...」
とか言われるんだろうな...

20090001-2.jpgそして、セコンドに私はすだち鶏(要は徳島産ということらしい)のグリル?
だっけかをオーダー。
Micaはタイのソテー。
前菜があんなに魚だったら肉にすればよかった...
位に魚を堪能した後でしたが、これも美味しかったね
(次回、オーダー時にその辺のアドバイスよろしくです)
セコンドに関しては、
お肉もさることながら、
付け合わせの野菜が美味しかった!
この辺からかなり仲良くなり始めた
カメリエーレT君へのからみが多くなる私たち。
T君が丹精込めて育てた採りたての「星形ズッキーニ」。
ほろ苦さが満たされてきた食欲をさらに誘う感じで、
食感も良くてかなり気に入りました。
アイスプラントも初体験。
これまた独特の食感をかなり楽しみました。

お気づきかと思いますが、
このフルコースが15000円足らずの滞在費に含まれているなんて...!
え、ええんですか??

ワインがまだ少し残っていたので、
デザートの前にチーズを何種類か持ってきてもらう。

この頃にはT君に私たちの飲みっぷりの良さを
指摘されますが、
これは普通ですよ。T君。

デザートには私はティラミス。
Micaはデザートをパスして
ずっと気になっていた「自家製リモンチェッロ」をオーダー。
自家製リモンチェッロを作るために、
庭のある家でレモンを育てるのが夢の私にとって、
リモンチェッロは自家製というだけでかなりポイント高いです。
飲み口すっきり、
軽やかで優しいリモンチェッロでした。

そして最後に出てきたカフェ。
はちょっと物足りなかったのですが、
そんな私たちの反応を敏感に察知したT君が、
淹れなおしを申し出てくれたのですが、
そこまではいいですよ。
と言いながら、大阪に来た時に是非、と
バールウノのカードを渡してきました。

いやはや満足、満腹。
ありがとう。

後日談ですが、
聞くところによると
その次の日にはコーヒー会議が開かれたという
彼らの姿勢には脱帽です。
もう、めっちゃ宣伝します。

新鮮な魚介だけに甘んじることなく、
野菜、パスタ、パン、ジャム、リモンチェッロ...
自家製にこだわり他にはないものを提供していく
真摯で前向きなお店のスタンスに感動しました。

ホテルも海岸沿いで、メゾネットで、
各居室屋上にジャグジーがあって、
ミニキッチンもあって、
芝生のお庭があって...良いところです。
春には庭中に植えられた桜が満開になるのも
楽しんでみたい。

大阪からバスで2時間弱。
お気に入りの場所がまた一つできました。

そして旅で嬉しい一期一会の素敵な出会い。
いや~よかったね。


投稿者 uko : 11:50 | コメント (0)