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2005年9月29日
せっかくなので
阪神優勝おめでとう。
かねてから、「阪神は兵庫県のチームなんだから、大阪人なら近鉄を応援しようよ。」と思っていた人間なので、特にどうということでもないのですが、帰りの電車で乗り合わせた人たちが、みんな心なしか顔がほころんでいるのは、嫌な気はしないです。
さて、野球と言えば思い出すイタリアでのエピソード。
スポーツ観戦大好き、サッカーに至っては、地元チームの試合がある時は警備員まで引き受けるネストレと、たまたま衛星放送で日本のニュースを見ていたとき。
ちょうど松井がメジャーに行った年で、スポーツニュースは松井松井松井。
それを見ていたネストレがポツリ。
「で、野球って何分でハーフタイム?」
「・・・・・!!」
まさかここまで野球の知名度が低いとは。
スポーツ観戦好き(←ここ重要)の成年男子でこの程度とは正直想定外でした。
「3回アウトになったら攻守交替でそれを9回くり返す。」
説明しながら「めんどくせ」と思ったけど、果たして正しく伝わったのかどうか。
まあ、心配しなくても今後野球を真剣に観戦することもないんだろうな。
ちなみに、私が予想するところのイタリア人の好きなスポーツベスト5!
1位:サッカー 問答無用
2位:F1 言うてもフェラーリの国
3位:バイクのレース 阪神より有名なのはホンダ、ヤマハ、カワサーキ
4位:自転車 普段は100m先のスーパー行くのも車やのにね。
5位:ヨット プラダも参戦してます。
こうやって並べてみると、サッカー以外早いもん勝ちのスポーツばかりですね。
以上、阪神優勝の夜に思う。でした。
2005年9月26日
忘れ難きレッチェの晩餐 la cena indimenticabile a Lecce
旅の大きな楽しみのひとつが食事!
特にプーリャ地方は新鮮な魚介類が食べれるし、おいしいものがいっぱいあることで有名な地方。
食べることへの執着心が高い私は、海外に関わらず、知らない土地に行くとよくその辺の人(特におっちゃん)にどこかおいしい店がないか聞きます。
基本はやっぱり、地元の人が行く店で地元の人が食べるものを食べる。
さて、今回レッチェで私達の頼れる兄貴となってくれたのが、タクシー運転手のジャンニ。でかくてぶっきらぼうだけど優しさがにじむ腕っ節のいい兄貴。
レッチェで唯一9人乗りタクシーを運転している彼には、レッチェにいる間本当にお世話になりました。
レッチェ1日目の夜、私達は早速ジャンニから聞き出したお薦めのレストランで食事をすることに。
意外とシンプルなエントランスを入るといきなりピザ職人たちがピザの仕込をしていて、さらに奥に入ると外からは想像もできないくらい広い空間が広がっていました。
あらかじめジャンニが「僕の友達が行くから、レッチェの料理を存分に食べさせてあげてや~」と電話をしてくれていたので、オーダーは簡単な確認だけで終了。
魚介類のアンティパスト(前菜)とレッチェ名物と言うジャガイモとムール貝の炊き込みご飯(名前忘れましたがリゾットではないです)をオーダー。
ローマではあまりゆっくりと食事をしていなかったので、初めての本格的なディナーに、メンバーも気合が入ります。
初めに運ばれてきたのは生ハム、牛肉のカルパッチョ、サーモンのサラダ、イカとムール貝のマリネ、いわしの酢漬け、カニカマ(!)とルッコラのサラダ...などなど
どれも新鮮でうま~い!イタリアでこんなに海の幸を堪能できるなんてなんて幸せなんだろう!
幸せを噛み締めながら味わっていたものの、どうも様子がおかしい...。
もしもし、料理を持ってくるスピードと量が衰えないんですけど...?
お構いなしで続いてやってきたのは、ムール貝のワイン蒸しやオーブン焼きと言った温かいお皿。ちなみに始めの前菜も含め、出された料理は全て3皿ずつ!いよいよテーブルに乗り切らなくなっても、涼しい顔で別のところからテーブルを運んで来てそこにお皿を並べ出す大木こだま似のカメリエーレ。
周りを見回しても、私達みたいに大量の皿を前に目を白黒させながら料理と格闘している人なんていない。
おいおい、日本人の胃がそんなに大きいなんて話聞いたことあるんですか??この際やから日本人から一儲けや~!って思ってはるんですか??それとも私、何か間違ったこと言ってしまったんかな~??
不信感と不安がよぎる。
でもそんな私達の心配をよそに、ついに魚介のフリットが堂々と登場!
ていうかこれを前菜というなら、メインは何を召し上がられるのですか...???
これを食べずにレッチェは語らせないよ。と言わんばかりの存在感です。
(ちなみにこの写真はお皿を置くために後から運び込まれたテーブル)
ご、ごっつあんです~!!!(;_;)
もう食べるしかないです。「出されたものは残さず食べる」と教え込まれた私達と、その親世代が集まったメンバー。ひたすら目の前のお皿を減らすことに集中し始めます。
念のため何度も言いますが、本当に美味しいんです。新鮮で美味しいんです。
結局どうにもならなくなって、泣く泣く残ったアンティパストを下げてもらうことに。漁師さん、釣られた魚さん本当にごめんなさい。
さて、これで終わりではありません。なぜなら今まで食べてきたのは前菜だからです。プリモピアットが私達を待っています。何ならこれこそレッチェでしか食べられない一皿です。でもここにきてジャガイモと追い討ちをかけるムール貝と米です。
これはリゾットと言うよりパエリアのようなものなのですが、これはかなり私達には塩っからかったです。お腹が既に満腹の上にすごい塩辛さで、「記念食べ」しただけでほとんど喉を通りませんでした。
さあ、注目のお会計です。
ここまで望んでいなかったとは言え、本当に美味しい食事をさせてもらったので、「これもある意味ネタになる」と腹をくくって勘定を待ちます。
で、いくらだったと思います?
なんと9人の大人が目を白黒させる程魚介類を堪能して、ビールや地元のワインも飲んで、なんとなんと皆で110ユーロ!
日本円で換算すると1万5千円程度なので、一人当たり2千円払っていない計算になります。
恐るべしプーリャ。
イタリアで知り合いを多く持つことがいかに大切かを物語る現象なのか、単に物価が安いのか。いずれにせよあの大量のアンティパストは彼らなりの歓迎の意がこもっていたのでしょう。多分。
ジャンニありがとう...。ありがとう...。忘れられない一夜となりました。
(04.Ago.2005)
2005年9月24日
再会の宴 una cena speciale
ずっと楽しみにしていた日がやってきました。
そう、今日は南イタリア旅行のメンバーとの再会の日だったのです。
旅の間、私達はほぼ毎食共にしていたのですが、大の大人9人が11日間毎日一緒に食事をするって大変なことだと思いません??
正直、団体行動があまり得意でない私にとってはありえないことだと思っていました。
ところが、このメンバーでの食事はいつも笑いが絶えなくて、本当に楽しくて、旅の緊張をほぐしてくれる力がありました。食べる時って結構「素」の部分が出てしまいますが、そこで違和感を感じなかったというのは、相性のいいメンバーが集まったってことかな、と思います。
そんな訳で、またみんなと一緒に食事ができるのがすごく嬉しかったし、何より一緒に旅の話ができるのを心待ちにしていました。
やっぱり、旅を共にした人と、旅の話をするときほど旅の余韻に浸れる瞬間はないです。
お店の方の計らいで、テレビデオ(テレビデオて…)を用意していただき、ちょっと贅沢に懐石料理を食べながら、中島先生が編集してくれたビデオを見てると、リアルにイタリアでの日々が蘇る蘇る!
ビデオってすごいな~
お互いが撮った写真も見せ合いましたが、これまた同じところに行ってるのに、見てるものや角度って違うから面白い。
写真一枚一枚に思い出が詰まってるから、話が尽きることがありません。
そして帰り際、「みんなからお礼の気持ち」とワインをいただいてしまいました♪
これって、もしかして初めての報酬ってことになるんじゃ???
いや、ほんまにね、感動しました。もったいなくて飲めないよ。
改めてありがとうございます。
皆さんは、「勝手な人間ばっかりで嫌になってでしょ~」としきりに恐縮されていましたが、私自身は楽しい思い出とやり遂げた充実感だけが残っていて、逆に未熟な私に付き合ってくれたみなさんに感謝感謝です。
さあ、次回はクリスマスあたりに集合ですかね。楽しみにしております~
2005年9月15日
レッチェ・バロック様式 barocco leccese
アルベロベッロに代表される様に、個性的なまちの宝庫である南イタリアのプーリャ地方で特に歩いてみたかったのが、レッチェ。
私が今回の旅行でもバイブルとして利用した、「南イタリアへ!(講談社現代新書)」で、著者の陣内秀信先生に「街歩きは常に楽しいが、レッチェほど、歩く人の目を悦ばせてくれる都市も珍しい」と言わしめたレッチェ。そこまで言わせるまちなら、体感したくないはずがないです。はい。
「意外性のある驚きの空間をあちこちに潜ませている」というレッチェで、サンタクローチェ聖堂を筆頭とする「コテコテ」バロックを見て驚きたい!
なにはなくともサンタクローチェ。好き嫌い関係なくとりあえず見ごたえあります。
レッチェのバロックが花開いたのは、16~18世紀のスペイン統治の時代。サンタクローチェの完成には約1世紀を要し、多くの芸術家達が装飾に携わっている。
サンティレーネ教会。外より内装の祭壇が有名とか。
レッチェ・バロックを可能にしているのは、地元の石。非常に細工しやすいのに、時間が経つと硬度が増し、建築や彫刻に最適な性質を持っているらしい。
昼下がりで誰もいない旧市街。ちょっと不安になりながら細い路地を進むと突然現れたサン・マッテオ教会。青空との対比が美しかった…。
レッチェにある教会の多くは、前面に大きな広場もなく、「まちに潜む」という言葉がうまくあてはまる。(奥に見えるのはサン・マッテオ教会)
約500年続いたローマ帝政時代の劇場(上)や円形競技場(下)。それぞれの時代の面影がまちに混在し、レッチェが支配の歴史をたどってきたことを、現代でも体感できるのは石の文化の醍醐味か。

夜のライトアップも必見。南イタリアにいることを忘れさせる治安の良さなので夜も楽しめるまちです。というか、夜にならないと人が出てこないまち。夜7時から11時が営業時間の店なんか聞いたことないですよ。(04.Ago.2005)
2005年9月 7日
秋の一人イタリア映画祭 festival del cinema italiano
イタリアから帰ってくると、イタリアの何気ない生活風景やイタリア語そのものへの枯渇感に襲われます。
そんな時はとにかくイタリア映画を観て潤そうとレンタルビデオ屋に行くのですが、意外とイタリア映画って少ない…。ここ10年位に日本に来たイタリア映画は、既に映画館で見てしまっているし(やむを得ず大抵もう一度ビデオでも見た)…「シャンドライの恋」や「トスカーナの休日」の様にイタリアが舞台でも全員英語を話す映画も少なくないし…
しかも地元のレンタル屋では、ただでさえ風前の灯だった「ワールド映画コーナー」がついに「韓流コーナー」に取って代わられてしまった…!
「ギブミーイタリア語!」状態でビデオを求める人は珍しいかもしれんけど、ちょっと対象絞り過ぎちゃいます?
とブツブツ言ってたら、今日天王寺のツタヤで結構見たかったイタリア映画を何本も発見!
これで晴れて「一人イタリア映画祭」ができる~幸せや~
まずは今年の東京イタリア映画祭で紹介された「ペッピーノの百歩(I cento passi)」を借りてきました。あ~楽しみ♪
ちなみに、今、大阪に早く来い来いと待っているのが、「輝ける青春」。「6時間の映画作っちゃいました」でちょっと話題になった映画です。もちろんイタリア映画。6時間イタリア語漬けはかなり幸せでしょ~。やっぱり文楽とか歌舞伎みたいに長めの休憩とか途中にあって、お弁当とか持込で観るんですかね~
最後に、どうにもイタリア映画が見つからない時の私の秘策をご紹介。
それがイタリア国営放送がネットで配信している「RAI CLICK」。
日本の発想では考えにくいことですが、最新のニュースから連ドラ、バラエティ、ドキュメントに至るまで、イタリア国営放送「RAI」で放送した番組がネット上で見放題なのです(しかも結構マメに更新されている)。画面が小さいので眼精疲労必至ですが、かなりはまります。ちなみに週末は2話完結の「l'amore non basta」にはまった。ゲイの旦那と離婚調停中の38歳の主人公が、子持ちのオヤジと金持ちの伊達男との間で恋に揺れるというストーリー。ストーリーはともかくローマの見覚えのある景色が見られて、主人公のファッションも楽しい。
ちょっとイタリアのテレビ番組に興味のある方は一度ご覧ください。