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2005年8月31日

極上トマトソースができるまで il sugo d’oro!

いまや私にとってなくてはならない「マンマの味」となったのが「マリオが育てたトマトで作るアンナマリアのトマトソース!」。
冬の間も美味しいトマトソースが食べられるように、毎年200本位は作るらしいです。
今年は例年より早く渡伊した私がちゃんと日本に持って帰れるよう時期をずらして作ってくれました。諦めていただけにかなり感動(T_T)
今回はこの極上トマトソースができるまでをご紹介~♪

普通イタリアのトマトソースとして馴染みが深いのが、長細い形をしたサンマルツァーノ。ただ、このトマトは少し酸味があるので、彼らはさらにサラダなどでよく食べる丸いトマト(名前忘れた)も混ぜ合わせる。こうすると独特のまろやかさというか、甘みが出るのです。これが秘訣らしい。

KIF_1780.jpgサンマルツァーノ


KIF_1781.jpg強力助っ人はマリオの妹リリアーナ。マリオのトマトは農薬を使わないのでどうしても傷んだり、虫が食ったりしやすいのですが、それを一つひとつ確認して食べられない部分を取り除きます。


KIF_1786.jpg奥がアンナマリア。以前私が住んでいた家に住むマリアや私の母(後ろ姿)、そして私も手伝いました。手前は休憩の時のお楽しみ、私も大好きなモルタデッラ(ハムの種類)のパニーニ。ジュースもワインもあります。


KIF_1785.jpg女性陣がトマトを処理してる間、マリオは火をくべます。


KIF_1787.jpg少量の水とトマトの水分で沸騰させます。


KIF_1788.jpg鍋が沸騰するまでちょっと休憩。朝一で買ってきたパンで作ったパニーニ。連休明けで久々に新鮮なパンが食べられて幸せそうなマリオ(日曜祝日はパン屋も休みなので我慢していた)。


KIF_1789.jpgまんべんなく火が通るように時々かき混ぜます。


KIF_1794.jpgひと煮立ちさせたトマトはこの機械で皮とソースに分けます。


KIF_1796.jpg皮とソースに分かれていくの分かります?皮が落ちていく方のバケツにもまだまだソースが残っているので、この作業はさらに2回繰り返されます。


KIF_1797.jpgトマトを継ぎ足す人と機械を回す人、2人でやると効率もアップ!


KIF_1808.jpgできあがったトマトソースは瓶に移していきます。


KIF_1813.jpgそれ用に買ってきた瓶だけでなく、ジャムやジュース、ビールの瓶も活用します。蓋だけをスーパーや雑貨屋で大量に購入することが出来ます。


KIF_1823.jpgビール瓶用の栓もこの通り。


KIF_1831.jpgホッと一息つきたいところですが、さらにもうひと仕事。太陽もすっかり高くなってきました。


KIF_1837.jpg瓶に詰められたトマトソースは、こうして煮沸消毒してようやく完成!これで1年間おいしくいただけます。


KIF_1901.jpg私がいつも日本へ持って帰るのは、さらに私のためにアンナマリアがタマネギとバジルで味付けしてくれたもの。最後に、万が一税関で咎められない様、プレゼント包装までして持って帰ります。


こうやって振り返ると本当にすごく手間と愛情がこもっていることを実感します。これを私は「金のトマトソース(il sugo d'oro)」と呼んでいて、1本でも多くこのソースを持って帰るために、いかに荷物を減らすかについていつも真剣に悩んでしまうのでした。


投稿者 uko : 00:30 | コメント (4)

2005年8月30日

3日目 ローマからレッチェへ 3゜giorno a Lecce

いよいよ未知の地プーリャへ…!飛行機はやっぱこんな感じで…

KIF_1435.jpgどんな辺鄙なところに連れて行かれるの?!と思わずにはいられない…けどかなり楽しい!!



実は、企画段階のときに目玉の一つとしてアピールしていた寝台電車の個室をとりそびれまして…。半泣きで急遽予定を変更し、野外オペラの後はローマで連泊して朝から飛行機でレッチェへ向かうことに。
レッチェへはまず飛行機で1時間ちょっとかけてブリンディシまで行き、バスか電車を乗り継いで30分ぐらい揺られて行きます。電車なら約9時間の道のりですが、飛行機を利用すると意外と(当然)早い。
結果的には皆の疲労を最小限に抑えることができました。寝台で行ってたら3日目でバテテたこと間違いなし。ま、結果オーライで。

案の定、ブリンディシ行きの飛行機を待つ人の中に日本人らしき人は見当たらず、それどころか欧米の観光客さえも少ない。ビジネスマンらしき人もちらほらいるけど、後は夏休みに家族の元へ帰る出稼ぎのお父さんらしき人たち。とにかくおっちゃんばっかりで、女性が少ない。

そんなところで女性8人、男性1人で編成された、9人の日本人グループが飛行機を待つ光景はめちゃめちゃ目立ちます。みんな「この日本人たちは何しにブリンディシに行くんやろ~」という目をしてる、様に見えました。

「あ~やっぱりいくらなんでもマニアック過ぎたかな~・・・普通にヴェネツィアとか行ってたら、今頃サンマルコ広場でポケ~っとお茶できてんやろな~…」
なかなか行けない場所だからこそ、自分が行く意味があるはずなのに、何が待ち受けてるか自分自身も想像できない地へグループを連れて行くことへの不安やら後悔が一瞬よぎる。
でも諦めがいいのかおめでたいのか、こういう思いはいつもとりあえず一瞬現れるだけで、またすぐに消えていく。ここまできたら腹くくるしかないしね。
それどころか、飛行機を目の前にしたら不安がよぎったことさえ忘れる程浮かれる。いや~単純な性格でよかったです。
(04.Ago.2005)

投稿者 uko : 00:20 | コメント (1)

2005年8月25日

2日目 ローマ① 2゜giorno a Roma①

四大河の噴水

朝、窓を開けるとなんと雨…夏はほとんど雨降らないんじゃなかったけ~?!

メンバーの中に乾季に大雨を降らせ嵐を呼び、行くところ行くところ現地の人に「アンビリーバボーな天気だ!」と言わしめる「雨女」どころか「嵐女」がいることは聞いていたのですが(しかも2人!)、マジで雨降るか~;
夜の野外オペラをはじめ、私の頭の中で今日一日の予定が、「晴れ女である」という私のプライドと共にガラガラと崩れていくのでした。

ところが、朝食を終えてホテルを出るころには雨も上がりすっかりいいお天気に。雨のおかげで空気は澄んでるし涼しいわで、結果的には最高のまち歩き日和になりました。幸先のいいスタートだ!

この日は、ローマ2度目のNさん夫婦と2日前に簡単にローマ観光を済ませた私の母のコロッセオ、フォロロマーノを経てベルニーニを巡る「健脚コース」と、お買物もしながらのんびり名所を巡るコースに分かれて行動することに。

KIF_1414.jpgコンドッティ通りにある「ラペルラ」の勝負下着。
私はのんびりコースの案内役。



ローマの名所については、特に多くを語りませんが、何度も訪れておきながら、今回初めてその面白さを知ったのが、ナヴォーナ広場にあるベルニーニの「四大河の噴水」。ナイル、ドナウ、ガンジス、ラプラタの4大河を擬人化したベルニーニの傑作と言われています。
有名な話かも知れませんが、この噴水の正面にある教会のファサードは、当時ベルニーニと超仲の悪かったボッロミーニが設計したもので、なんとこの噴水の彫像、1人は「こんな教会いつ傾いてくるか分かりゃしない。お~こわ。」とばかりに手を伸ばして構えていて、もう1人に至っては「見たくもない」と布を被っているんです。

KIF_1415.jpgあいつが設計した教会やからな~いつ倒れてくるか分からんで~勘弁してや~


KIF_1416.jpgてか、見たら目え腐るって…(ボッロミーニファンの方がいたらすいません)



噴水には「でかいな~」とか「水浴びしたいな~」くらいの感想しか抱いたことのなかった私ですが、この人間臭いエピソードはえらく気に入りました。実際には噴水の方が2年先に完成しているとのことなので真意の程は分かりませんが…。
今回は、社会科の先生で唯一男性のN氏が、ローマでは特にベルニーニの作品を巡ることを楽しみにしておられ、皆にもベルニーニについて熱いレクチャーがあったのですが、違った興味を持った人がいると、自分では見過ごしてしまう発見があって面白いもんです。→ローマ②に続く
(03.Ago.2005)

投稿者 uko : 23:28 | コメント (2)

2005年8月24日

1日目 ローマ 1゜giorno a Roma

アブルッツォに大きなスーツケースと旅の疲れを残して、いよいよグループのみなさんをお迎えに再びローマへ。

「イタリアに行くなら私にプロデュースさせてください。」という私の図々しいお願いに、「せっかくならツアーでは味わえない旅をしてみましょう」とgoサインを出してくださった勇気ある8人の皆様。8人のうち7人が学校の先生で、専門は社会、国語、体育×2、英語に事務×2。そして、そのうちの一人の方のお母様を合わせて計8名(男1、女7)。しかも行き先は、ツアーでもバスの上からだけ見物するナポリ地方と、まだまだ情報の少ないプーリャ地方、そしてスリだらけのローマ…。
「いくら自分が行きたかったからとは言え、あまりにも無謀過ぎたんじゃなかろうか??」時々ふっと湧くそんな思いを、南イタリアへの熱い想いでかき消す。

空港での到着待ちって実は初めてで、なかなかワクワクできる時間でした。
到着した皆は、長旅の疲れもあまり感じさせず元気そうだったのでとりあえずホッ。…にしてもみんなスーツケースがデカイ!!今回は電車での移動も結構あり、イタリアはホームが低く車両の乗り位置が高いので、大きな荷物の上げ下げが大変だろうな~と気をもんでいたのですが、体育の先生が2人いるというのはなんとも頼もしい!!エイサエイサと運び上げてくれました。

テルミニまでは直通急行を利用します。空港からテルミニ駅までの風景は、はっきりいって大したことないのですが、それでも暮れていくまちの景色をぼ~っと眺めてると、イタリアに来た実感がじわじわとしみてきます。

ホテルに荷物を置いて、テルミニ駅の「ciao」で軽い夕食をとる。初めてのイタリア料理が、ファミレスですいません、と恐縮もしましたが、セルフサービスなので味は・・・ですが、食べたいものを食べたいだけ食べれる気軽さは初日にはちょうど良かったりします。

お腹が少し落ち着いたら、後はぐっすり眠るのが時差ぼけの最良の防止策です。(02.Ago.2005)

投稿者 uko : 23:48 | コメント (0)

2005年8月23日

めざせ美黒!? prendiamo il sole!

日本では白い肌こそ美しいとされていて、夏でも「美白」という言葉には過剰に反応してしまいます。地黒な自分としても「白いのは得やな~」とないものねだりで感じることもたまに。
そんな日本の価値観を真っ向から覆してくれるのがイタリアであります。
この時期、イタリアでは小麦色の肌こそ夏を謳歌している証であり、健康的で美しい!何より熱い日差しには焼けた肌がよく似合う。逆に白い肌をしていると「バカンスを楽しむ余裕もなく働かされて、かわいそうに…」ということになってしまうとか。実際、売れているタレントほど、この時期はテレビから消え、9月頃に真っ黒な顔をして戻ってくるので、焼けた肌はステイタスなんやな~と納得。

KIF_1405.jpgで、ローマのアンジェロ城前のテヴェレ川沿いで不可解なものを発見。(右の川岸に注目。ちなみに右奥に見えるのはサンピエトロ寺院、前方の橋はアンジェロ橋)


KIF_1639.jpgなんと川沿いに砂浜を作っちゃいました~!てか。
都会でヴァカンスを取れない人が必死で焼いているのか、ちょっとした時間でも太陽の日差しを浴びたいのか、単に面白いからやっているのか…


KIF_1638.jpg私からするとこんな街中で水着姿なんてあ~恥ずかしい。と思ってしまうのですが、イタリア人の友人に話すと「気持ちよさそうやな~」と言っていたいたので、そういうものなんでしょう。めざせ美黒!(10.Ago.2005)


投稿者 uko : 00:26 | コメント (3)

2005年8月21日

珍しいこと una rarita`

イタリアの、特にローマでのまち歩きの醍醐味は、迷い込んでしまったと錯覚してしまいそうな薄暗い路地を抜けると、突然視界が開けて、テレビや本で何度も見た有名な景色や建物が目の前に立ちはだかる瞬間。一瞬自分がどこに存在しているのか分からなくなった後、実感と感動が押し寄せる。

KIF_1398.jpg

私がローマでとりあえず足を運ぶのが「トレビの泉」。「また来るよ」と縁を担いでいるのか、とりあえず一目見ておこうと思ってしまいます。今回も到着した翌日、アブルッツォまでのバスに乗る前に少しローマを散歩することに。何度来ても路地裏を歩いている時は「来るぞ来るぞ…!」とわくわくしてるのですが、目の前に広がるはずの水の世界がこんなことに…!「ひえ~!」思わず叫ぶ初イタリアの母。

KIF_1400.jpg

そう、掃除中でした…。しかも結構念入りで、塩素みたいな薬もまいてました。皆がまたイタリアへ来る日を夢見て投げ入れたコインも、機械的にたわしで寄せ集められてました(それでもコインを投げてる人がいたけど)。そりゃまあ掃除もせなあかんよな~と納得しつつも、意気込んで訪れる観光客が見たらさぞがっかりするだろうに…と勝手に気をもんでしまいました。幸い結構早朝だったため、人はちらほらで、ほとんどがイタリア人の見物人でした。(01.Ago.2005)

※ちなみに2日後にグループの皆さんと訪れたときは、いつもの泉に戻ってました。

投稿者 uko : 23:42 | コメント (1)

ただいま sono tornata

やっぱり3週間アナログ生活をしてしまいました…。
帰りは飛行機の座席がブッキングして、なんとなんとビジネスクラスで帰ってきやした~!!
いや~やっぱり「エコノミー症候群」はその名の通りかもしれん。と思うほど、ビジネスクラスは楽チン楽チンでした。おかげさまで、機内で熟睡、疲れもなく帰国。
明日から、旅の余韻に浸りながら3週間を振り返ろ~と。

投稿者 uko : 00:14 | コメント (4)